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自分の力を出し切る

日々のレッスンで生徒さんと接していると、色々な発見をします。昨日は高校生の女の子のレッスンで、時代が変わったな(歳取っただけです)と思う事がありました。その生徒さんは再来年の受験に向けて、歌とピアノのレッスンをしています。歌では、保育士さんが使用する楽譜を用いてレパートリーを増やしつつ勉強しているところです。ふしぎなポケットの歌詞には、ポケット、ビスケット、と言うカタカタ語が入るので、発音を明瞭にすることをアドバイスして、ポ、とケット、ビス、とケットに分けて発声をしてみました。そうしたら、ポケットビスケッツの事を思い出して、知ってるか聞いてみたら、知らないです、って言われました。えーーー知らないの??と思わずうめく。そっか、先生が高校生の頃だからねーーと言ったって、知らないものは知らない。私は相当流行を知らないまま育ったのにも関わらず、知っていましたから市民権のあるグループだと思っていました。どういう人達から成り立っているグループか説明して、今どきの子とのギャップに沈みました。いや、だから時代が違うのです。

先日はコンクール前の生徒さんの猛特訓でした。一小節ごとに細かく細かくチェックを入れて確認していたら、大きな流れが作れなくなったので、エアピアノしてごらんと指示。空中であたかも演奏しているように、指も動かして最初から最後まで通してもらいます。それから実際にピアノで弾いて貰うのです。これでイメージが掴めたようでした。本番で力が出せたらいいのだけど、と送り出しましたが、予選通過したとの連絡をもらいました。ホッとしました。コンクールは賞を取る事を意識するより、自分の持てる力を出し切る事を意識しましょう。コンディションが悪くても、その日は変えられません。万端に準備をして、どんなホールでも、どんな順番でも、どんな客入りでも、どんなアクシデントがあっても、力を出し切る事。これに尽きます。そのための声掛けも非常に重要です。日々観察、日々更新、日々反省。どの場においても、自分の力を出し切りましょう。

 

 

 

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