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四日市カフェ、ありがとうございました

一昨日のことですが、四日市カフェの癒しのメロディ お話コンサートにお集まりいただきまして、ありがとうございました。

今回選曲しましたのは、リクエスト頂いたラヴェル作曲亡き王女の為のパヴァーヌ、それから、朝はどこから、レスピーギ作曲シチリアーノ、かもめの水兵さんなどです。

ラヴェルの亡き王女の為のパヴァーヌを調べていた際に、インスピレーションを受けた王女マルガリータの絵を参考にお見せした方が良いのでは、と本棚を探したら、ありました。ウィーン美術史美術館の資料です。ウィーンに滞在した時に訪れた際に購入しました。こちらの美術館に所蔵されている数々の素晴らしい名画に大変感銘を受けて、一日中美術館で過ごした思い出があります。クリムトやエゴン・シーレがあるベルベデーレ宮殿よりも、ウィーン美術史美術館の方が心揺さぶられました。行く機会があれば、また行きたい場所です。

ウィーン美術史美術館には王女マルガリータの3歳、5歳、8歳の時の肖像画が3点ありますが、実際にラヴェルの見た王女マルガリータの肖像画は、ルーブル美術館にある2歳から4歳くらい(諸説あり)のものです。どの絵も愛らしく、深く印象に残ります。王女マルガリータは短命で若くして亡くなったのですが、ベラスケスが描いた彼女の肖像画や、ラヴェルがインスピレーションを得て作曲した、亡き王女の為のパヴァーヌによって、現代にも長く息づいています。ベルエポック的な、在りし日を回顧するような物悲しくも普遍的で美しい作品です。ラヴェル自身が管弦楽曲に編曲していますが、オーケストレーションも流石で、ピアノ曲とは違った趣きがあります。

ルーブル美術館も訪れたのですが、王女マルガリータを観たかは全く記憶にないのです。ルーブルがとにかく大き過ぎて、ドゥノン翼を急いで回って、さっと出てしまったのです。またいけるといいのですが、もうないでしょうね。

調べてみると、音楽と色は密接に結びついていますね。

ラヴェルがインスピレーションを受けた王女マルガリータはこちらです。

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