ピアノ教室 ブリランテ > ピアノ > 初めに心ありき

初めに心ありき

ピアノを弾くには楽譜が読めて、楽譜を見ながら鍵盤の上を指がスラスラと進んで美しい音を奏でる、、というイメージがあると思いますが、ここに至るまでが長い人もいれば短い人もおり、
楽譜なんて無くても耳で覚えて弾くから読譜はダメだけど指は回る人もいれば、読譜も出来て理屈も分かり、弾きたいその曲は何度でも聴いて覚えているのに、イザ弾こうと鍵盤に指を乗せても思う通りに指は動かないという、苦しい状況にある人もいらっしゃると思います。
つまりはピアノが弾けるか否かはテクニックの問題も比重が大きいものであり、どんなに感性が豊かで芸術性の高い資質を持っていても、演奏する能力がないと表現が出来ないのです。
先ずは、この大事なポイントを押さえておきます。
テクニックと音楽を分離しないことです。
作曲家が楽譜に込めたメッセージを表現するのは、演奏する人の力量にかかります。
どれだけ深く楽譜が読めて音符の宇宙を表現するのかは演奏者次第です。
しかし、無機質な音の羅列を正確に間違いなく弾くだけでは、正確無比なタイプライターを目指すべきでしょう。音という無限の響きを表現するには心ありきです。
テクニックと心は決して分離しませんよう。
ここから始めます。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西純子ピアノ教室