習慣付ける

昨日開いたヤフーの見出しにピアノの練習が続かない、といった内容のものがありました。ピアノの練習・・・。思わず苦笑します。永遠の課題です。すごくよくわかる。そして親御さんからも相談される内容です。うちの子練習しないのですが・・。ですよねー。と思わず心の中で呟きながらお話を聞く先生です。練習って何?何でするの?反芻しながら最善の策を日々考えます。

ここで少し、私の子どもの頃の話と現在の我が子の練習から書いてみます。私の場合は、既に幾度か書いた内容かもしれませんが、母がものすごく厳しかったのです。習い始めた4歳の頃から、ピアノの練習を日々30分以上させられました。この、させられた、という所がポイントです。音楽とは全く無関係、母はピアノを習ったことはありません。でも教育熱心で勉強、ピアノ、習い事、毎日びっしりさせられました。でも、させられたという事は、向かい合って付き合ってくれた、という事です。毎日付きっ切りでした。本も何時間でも読んでくれました。おかげで読書が読書週間が付いて、昔は本の虫でした。たくさんの本を読みましたが、今はスマホ依存です。あらら。

子どもにとっては苦痛な練習を出来るまで何度もさせられ、毎日泣きながら練習しました。それを嫌だと自覚し始めたのは中学生に入った頃であり、その当時は泣き泣きでしたが、練習が嫌と思ったことはありませんでした。ここもポイント。

ピアノの椅子に縛り付けてでも練習をさせる事がいい事ではありませんが、当たり前の習慣としての練習をするように誘導するには、出来るまでする、というレッスンの姿勢を見せる事と、私も最後まで付き合うのはもちろんですが、家庭でもある程度工夫が必要かと思います。レッスンで習ったことを何度も繰り返したおかげで出来た、という達成感を知らないと練習の意義が分かりません。取り出して反復する、次の日もやってみる。また次の日もやってみる。来る日も来る日も同じことを繰り返したら、絶対に出来る。ここまで到達したら、また次の課題でも同じようにやってみる。同じことの繰り返しですが、コツコツ積み重ねる事がいかに大事か思い知らされます。

やりなさい、と命令されたら反発するものです。そんなのやりたくないでしょう。自分から進んで練習に向かう。絵にかいたような理想の姿ですが、その理想に近づくには一緒にやってみるのが一番近道です。

我が子の場合ですが、練習時間があまり確保出来ませんが、私が傍にいると練習を始めます。やっといてねーなんて投げっぱなしにすると絶対にやらない。これもポイントかと思います。忙しい手を止めて、10分でも付き合うと喜んで練習します。この積み重ねかなぁ。あとは。。時間がかかりますが、我が子は自分の思う通りには行きません。思いつめずに時には怒り、時には励ましながら、成長を見守るのがベターなのでしょう。練習自分からして欲しいなぁ。全然解決していません。永遠の課題。

 

 

安佐北区 ピアノ教室  可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ 練習・・