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室内楽7クルー目修了

19日は室内楽講座の最終日、ミニ発表会と講座でした。東広島で1年、その後は1年間を置いて広島で再びクラスに参加出来る幸運に恵まれて再開した室内楽大人の勉強会です。今年は何といっても新型コロナウイルスで勉強会もコンクールも音楽会も、何もかも無くなってしまい、先の見えない中での手探りで何とか乗り越えた7クルー目でした。統括する先生もご心労が絶えなかったと思います。皆を束ねてくれる先生や、広島の先生方のチームワークのお陰で有意義な時間を過ごすことが出来ました。アンサンブルでお互いの音を聴いて合わせる事が、ピアノ弾きにはとても重要な事であり、客観的なアドバイスを聞いて改善していく事が、どんなに成長させてくれるか、改めて実感しました。私は学生時代から室内楽の経験があるので、今更・・と高を括っている所がありましたが、学びに終わりはないです。いつどんな時に何を始めても新鮮で、得るものが多い。やっていて良かったと思います。来季も楽しみです。あまり歳をとらないうちにメンデルスゾーンのトリオ1番、2番と、シューマンのピアノ5重奏、ブラームスのピアノ5重奏をやりたい、という夢を忘れないように、目標にして頑張ります。

この連休は久しぶりのレッスンお休みで、動画のフォローアップ以外家族時間を堪能しました。レッスンから離れて考えたことは、苦手な事を克服する事も大事だけど、出来る事を伸ばす事も大事だという事です。例えば、うちの生徒さんで、私の伝えたリクエストが思うように出来ない子に対して、それを出来るまでさせるのも大事だけど、一度その出来ない部分から離れて、別の出来る所から伸ばした方が、出来ないものに気が付きやすく、出来るスピードが上がるのではないか、と思った次第です。出来ない事に一生懸命取り組むのは立派ですが、それぞれ仕上がる速さは違います。直ぐに直せる子と、いつまでも的違いの事を繰り返して来る子もいる訳です。出来ない事に気が付かせる労力を一度手放してみよう、出来る事だけで固めたら、出来ない部分にフォーカス出来るかもしれない。これはレッスンで試してみます。10月はコンクールもあちこちで開催されます。早く気が付いて欲しい先生は焦りますが、自分で気が付かないと前進はない。言うべきことを言いながら、じっと待ちましょう。

 

 

 

安佐北区 ピアノ教室 可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ 気が付かぬなら 豊臣秀吉作戦に徳川家康作戦を加味して