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向こう20年を見据えて

強烈な寒波が南下しています。今晩から明日にかけて、積雪量がとても気になりますね。大事に至りませんように、祈るばかりです。

先日の土曜日はレッスンを早めに切り上げて、我が子の特訓をしてから発表会のリハーサルへと向かいました。なんとなく私が教えていたピアノですが、親子だと手を抜き過ぎるか、手を入れすぎるか・・・・・両極端になってしまうのです。中庸なレッスンがとにかく困難でした。自宅での生徒さんのレッスンが終わったら、ばたばたして我が子の練習なんて見る余裕がありませんでした。周期的に来る自分の教室の発表会には出すものの、付け焼刃のその場しのぎでしか曲を仕上げないので、これではいけないと奮起し、思い切って指導者が集まる勉強会やいろんな場面でお世話になっている先生へ、我が子のレッスンをお願いしたのが昨年の5月です。以後私も一人の母として、指導の勉強として、レッスンに有難く付き添っています。来週その先生のところで初めての発表会に参加するのですが、下の子は楽譜を読まずに音を聴いて覚えてしまうので、このギリギリに及んで全部を両手で弾く許可は出ていません。とにかく譜を読むように、とその特訓です。本番は左手全部と右手の一拍目だけで演奏する予定です。上の子はリハが奇跡的に上手く行きました。

私ではとても真似が出来ないバイタリティと強い信念をお持ちで、絶対に折れないし絶対に妥協しないので、素晴らしい生徒さんが育っています。まぁいいかと甘くマル付けする事をされないのです。私に足りないところです。嫌われて結構、その子のご機嫌を取ったり、好かれようとして教えているのではない。その子の為を思うと、甘い配分なんて何の薬にもなりません。百害あって一利なし。ここは見習わねばならないと思いました。それを昨年末から密かに実行しています。うちの生徒さんはなんか違うなと戸惑ってしまいまして、とばっちりを受けた格好になっております。私も、生徒さんには今よりもよくなって欲しい、ピアノを学んだ事が将来役に立つようになって欲しい、将来一人でピアノを弾くときに、自分で楽譜が読めて自分の力で演奏が出来るようになって欲しい、何かが残って欲しい、そう願って指導しているのに、ほどほどで手を打っていました。これでは将来の財産は半分も残りません。同じような指導は出来ませんが、私なりに信念を曲げずにレッスンをしていきます。

我が子は毎週教本が全然進まないで同じ曲にダメ出しをもらって帰りますが、身に付かないで先に行くと、その次も出来ませんから、練習を無意識にしないで精進するのみです。私は練習には付き合いますが、教える事はボスにお任せです。我が子よ、頑張れーー。うちの生徒さんも今ある風景よりも先を見に行きましょう。これからピアノを考えている親御さん、ピアノを弾くには時間が掛かります。でもやっていることは残ります。残します。

 

 

 

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