ピアノ教室 ブリランテ > ピアノ > ドレスを探して

ドレスを探して

ここ数日は来月に行うサマーコンサート(発表会)の準備にようやく火がつき、パソコンを借りに実家へ入り浸りでした。
よくよくカレンダーを見たら、もう6/16です。
ん??
発表会は7/17ですよ??
先生、ゆっくりしすぎです。
週末の印刷屋さんとの打ち合わせに間に合うかしら。
プログラム作成が一番の山場ではありますが、プログラムが出来てからタイムスケジュールを組み、ゲネプロ進行を制定して、ステマネさんに仕事依頼をせねばなりません。
自分の演奏の準備も大きな山場です。
間に合うのか、間に合わないのか。
いつものことですが、練習時間がなかなか確保出来ず冒険が出来ません。
そして、ここ何年かは新しいレパートリーがちっとも増えません。
直前になってあーもう無理だわーーっと曲の変更しては、付け焼き刃の仕上がりを出して後悔するの繰り返しで、相変わらずでございます。お恥ずかしい。
なので、今回はちゃんと師匠にも連絡をして、あらかじめレッスンの予約をしました。
さぁもう逃げられまい。
これで期日までにナントカしなければいけません。
今回は夏場の発表会で、伴奏用の黒ドレスが季節にそぐわない素材なので、新調することにしました。
手持ちの黒ロングのスカートに黒のトップスでも合わせたらいいか、と安易に考えましたが、
これではますますいい演奏が見込めません。
服装はとても大事なのです。
生徒さんにも敢えて、服装には注文を付けています。
きちんとした身なりでステージに上がることが、演奏家としてのマナーであり、聴いて下さる方への礼儀なのです。
決して高価なドレスを買いましょうとお勧めしているのではありません。
学校の制服でもいいのです。
それを綺麗に洗濯をし、アイロンをかけて、髪型を整えて靴を磨いておく。
こういった心掛け、心配りが演奏に現れます。
演奏は弾いている時だけではないのです。
舞台から出てきて、歩いて、お辞儀をして、弾いて、お辞儀をして、袖に下がる一連の流れ全てがその人の演奏になります。
ステージに上がれば一挙手一投足が音楽家の息吹ですから、心掛けに意識を持っていって欲しいのです。
残念なのか、そうではないのか、人は見た目に左右されてしまうものですから、視覚のインパクトの重要性は認識しておいたほうが良いでしょう。
でも、ー我々は音楽家ですから、聴覚で勝負しましょう。
神経が行き渡っているところは感ずるものがあるのです。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室