型ではなく心

みなさまこんばんは(*^^*)
広島市安佐北区亀山南のピアノ教室ブリランテです。
今日はなんだか寒かったですね。朝は雨が降っていたような気がするのですが、お昼からは快晴。あれ、雨降ってなかったっけ???と思う始末。
朝から14枚近いシャツにアイロンをかけて買い物に出かけて、練習は夜にしようと後回しにして、作り置きや夕食の支度を始めたら慌ただしく一日が終わってしまいました。
シャツのアイロンは決してサボっている訳ではありません。一日に3枚ずつは確実にノルマが増えていくので、週に2回のアイロンがけで何とか回そうとしている結果、お休みの日に溜まっていくのです。言い訳?

昨日は子どもの参観日で朝早くから出かけて、帰宅してすぐにご飯を食べ、それから夜までレッスンでした。
みんなよく練習をしていて感心しましたが、ちょっと気になったことがありました。
練習って音を出して正しく弾くこと、ではないのです。
音楽は思いが乗ります。
音に魂が宿って初めて人の心に届きます。
型を一生懸命に習得しようとしても音楽にはなりません。型ではなく心です。一つ一つの音にいかに意識を向けてどんな音にしたいのか一生懸命に考え、理想の音、響きに近づくように努力出来るか。
これが音楽です。
そこが抜け落ちている演奏があり、先を急いでいるように聴こえました。
いつも真摯に音に意識を向けるように指導しないといけないと思いました。
ピアノは誰が弾いても音が出ますが、他の楽器はそうはいかないのです。
弦楽器はAの音を出すことが至難の業です。
何年もかかります。
その点ではピアノは割と苦労が少ないのです。
もっと出る音に責任を持って、よく聴いて、磨いていきましょうね。

弦楽器つながりで、実は悲しいお知らせがありました。
室内楽でお世話になっているチェロの先生の訃報です。
一緒に演奏したベートーヴェンのチェロソナタ、それからメンデルスゾーンの無言歌が頭に心に響き、離れません。
音楽に真剣な先生でした。
噓でしょ、と言いたい。何も受け入れていません。
突然過ぎて感情が止まっています。
音楽に一生懸命な先生でした。
今は静かにご冥福をお祈りいたします。
何故か、今日は型ではなく心だと響いてきます。