たたたた

今日から12月です。
いよいよ今年も大詰め、レッスンでは一年間の総ざらいと来年度への布石を打つ準備を、伴奏の仕事は一つが大詰めを迎えており、夜はバタンキューの状態が続いています。
夜更かしが得意と嘯いていましたのが嘘のようですが、だからと言って早起きしている訳でもありません。だから、仕事量が増えた割には怠けております。早起きして朝の時間を有効に使いたいものです。
今朝は伴奏合わせをしましたが、
あと何日か後には後輩は大きなステージに立つので、とにかくゆっくり合わせるのに付き合ってほしいと提案があり、丁寧に合わせました。このゆっくり練習は本番前にとても効果があります。
お互い楽譜を見ながら、改めて作曲家の指示を確認して意外にテンポ設定が細かいのに気が付きました。
それから、アクセントの位置にも作曲家の絶妙な采配が隠されていることを発見したり、驚きの連続です。こんなにも多くの指示があること、ゆっくり弾く事で再確認して、流されてしまった大事なものが再び打ち返す波の様に戻って来て、とても新鮮な合わせになりました。
それに速度設定通りに合わせたら、意外とゆっくりなのです。
そこで疑問になるのが、本番が近付くに連れてテンポがどんどん上がるのは何故か。それもべらぼうに速い早さになるのです。
調べてみた結果ですが、心拍数に比例すると言えそうです。テンポが走ってしまうのは身体の緊張や、呼吸への無意識が心拍数を上げてしまうので、本番が近づいて来たら一度ブレーキを踏み、速度キープして丹念に楽譜をしらみつぶしに読み、指先から身体全体に動きを再インストールするように染み込ませるように心掛けましょう。インテンポにするのはぐっとこらえて、力を抜く。
焦らず、焦らず。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室