10年計画

今日は梅雨の寒い日かなと思うくらいの暖かな日でした。うっかり二度寝をしてしまって飛び起きましたが、大急ぎで身支度等済ませて、朝から勉強会に参加しました。

場所は母校の大学です。

校舎が続々と改修されて、素敵な建物に変わっています。二号館は在学中に生まれ変わりましたが、大学院のあった3号館が一昨年新たに生まれ変わりました。ため息が出るくらい十分な設備を備えています。あーなにもかも素敵!

今日はバッハインベンションの講座です。ペンだこが痛くなるまでせっせとメモを取りました。とんぼ返りで帰宅してから復習をしました。明日からのレッスンに活かしますね。

ところで、最近様々なニュースに接して、とみに思う事があります。

人は生まれて来た時から、死に向かって歩んでいる。最期は誰にも訪れるが、図らずも不本意な最期になる可能性もある。それは決して他人事ではなく、自分も当てはまるかもしれない。急な病に倒れるかも知れず、急な天災に遭うかも知れず、不幸な最期となるかも知れず、明日の事は分からない、明日は我が身かもしれないのです。

となると、今は幸運の連続であり、それこそ稀有な事なのです。今の連続を実直に積み重ねて10年後があり、10年後のイメージを良いものにするには、今をより良く生きていくのみ、出来る事と。

大学時代の恩師の小嶋先生がレッスン中に言われた、「アナタ、10年後の事を考えて行動するのよ、10年後何してるか、いつも考えて生きるのよ」と仰られたことが、なんと、20年も経過した今、強く心に響くのです。

あの時には考えられなかった10年先の未来、(到底見えない、無理)また、暗中模索の時代のあの頃から、はっきりと限りある生命を燃やして生きている存在であることを、歳月を経て自覚しています。

今はこう考えています。

私は10年後もピアノ指導者でいたい。

10年後もピアノが変わらず弾けるようでありたい。

 10年後は今よりもっと良い指導が出来る様になっていたい。

そうすると、やはり今、一生懸命に指導し、勉強し続けて、練習を一生懸命にやるしかないのです。

スポーツ選手と違って、ピアニストは90代の高齢でも、素晴らしい現役ピアニストがたくさんいらっしゃいます。神の領域に近いくらいのエネルギーと集中力を持ち、神の領域に近い音楽を私達に届けてくれる。生涯現役を貫けるのです。

ピアノを死ぬまで弾けるなんて、ピアノ弾きは何て幸せなのでしょうか。

身も心も精進するしかありません。日々を大事にして。

今日のオチは、10年計画という言葉が、20年後に起爆する、というお話でした。

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