雨雨雨

良く降りますね・・。西日本豪雨の時も、広島豪雨の時も、ちょうどこの時期でした。あの時の恐怖は忘れられません。
いつまでも終わらない雷、いつまでも続く激しい土砂降りに、このままでは裏の山が崩れてしまうのではないかと思いました。翌日のニュースで八木地区の様子を見たときは言葉を失いました。川と山を挟んで裏側なのです。他人事ではありませんでした。あれから梅雨時期は雨が降ると気持ちも沈みます。皆様もお気を付けてお過ごしください。

雨雨雨なんて書いたら、字だけでザーーっという音が聞こえそうですが、午前中のレッスンでは大人の生徒さんがショパンの前奏曲作品28-15を持って来てくれました。この作品は”雨だれ”という名前がついています。身体の弱かったショパンが、恋人のサンドと子ども達と静養の為にマヨルカ島へ来ていた時に、パルムの僧院で作曲されました。この作品については、作家であったサンドの文章が素晴らしいです。療養中に必要なものを買い出しに出掛けて帰ってこないサンドと子ども達は死んでしまったに違いないと思い込み、半ば錯乱状態でもあったショパンが一心不乱に演奏していた作品が雨だれであったと、簡単に書くとそう記述されています。雨の日にはぴったりな作品です。
今日はホール練習で出かけますので、雨が小康状態になるとよいなと願いながら来週の室内楽の練習に励みます。

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