夏のコンクールに向けて頑張っている生徒さんが、リハーサルがてらステージ経験を積んできました。大きなホールでのリハではありませんでしたがこの時期に感染症対策を万全にして開催して下さるのはありがたく、また、頭が下がります。感想は、リハがあって良かったね、でした。一生懸命演奏して素晴らしかったのですが、やってみないと分からない経験が起きたのでした。自宅やレッスン室で弾く感触、響き、ピアノの大きさなどは会場によって変わります。いつも同じ高さの椅子に設定していたら、ホールのフルコンは鍵盤の位置が低かった・・なんてこともありますし、椅子のメーカーが違いますと高さに誤差が出ます。なので、これでOKはない。いつもその場所でベストを尽くす練習をしましょう。今日のレッスンでホールでの演奏風景をビデオで見せて頂きました。バロック時代の作品は悪くなかったのですが、近現代の曲にはペダルがあります。いつも自宅で使用している足台を持って行かないで会場の足台を利用したら、床が磨かれて滑ったらしく。足台が動いてしまいました。これも全くない事ではないのです。足台が滑らないように滑り止めのシリコン製の布を敷いて動かないようにすることもあります。生徒さんはショックで演奏後涙が止まらなかったそうです。でも、この経験は活かせるのです。リハで良かったね、この次のパターンを想定して準備が出来るね、と伝えました。気持ちはしっかり切り替わっていました。本番まであと２週間ですが、これからは体調管理の方もしっかりして、ベストコンディションで挑めるように支えて行きます。
安佐北区 ピアノ教室 可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ コンペティション 予選 コンクール