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100のレッスンよりも1の・・

これまた寝起きのスマホ情報からです。

漫画家の池田理代子さんが45歳で音大受験をして見事東京音大に合格したニュースは、当時衝撃的でした。ベルサイユのバラは私の愛読書でした。その画力と構成力に驚かされて(素人が何言うかレベルですが)、またお美しい美貌の持ち主なので、絵も描ける、音大に行こうと決心して合格出来る力がある。こんな凄い人がいる。天は二物も三物も与えるのだなと思ったのでした。その当時のお話は新聞の連載か何かにも載っていて覚えていますが、今回の話題は、何百というレッスンよりも一回の本番に勝るものはない、という話でした。そうなのです。レッスンではあれこれ重箱の隅をつつくように、ダメ出しすることもあります。ざっくりと輪郭を作り上げることもあります。時には内面のお話が続くことも・・・。嫌よね。でも、どんなに他所で素晴らしいレッスンを受けていても、やはり一度ステージに出て演奏をしてみたら、本人が気が付くことが山盛りあるのです。これこそ、口では伝わらない、出てみて初めて分かる事が沢山あります。立ち居振る舞いから、音の聴こえ方、演奏をしていて初めて気が付くこと、枚挙にいとまがありません。説明するよりも、一度出る事。出たら分かる。出たら気が付く。

うちの教室では大小問わず、ステージでの発表会が年に3回あります。皆にコンクールを薦める訳ではないし、でもチャレンジはしてもらいたい、コンクールに変わるステップがありますが、全員が出て欲しくてもそうもいかない。ならば発表会の数を増やそうと思った事で始めた年に3回。今でも3回するのは大変ですが、ステージ経験を増やして欲しい、小さな世界だけに籠らないで外に出てみて、という願いから、出来る限り経験して欲しいのです。年に一度だと忘れてしまうのです。みんながステップを上手に活用してくれるようになったら年に2回で十分ですけどね。

今度の発表会は12月のおさらい会です。レパートリーを作るという課題に取り組んでいる生徒さん、頑張って。一生のうちにピアノに関わる時間は短いかもしれませんが、弾ける曲を持っておいて欲しいです。そんな願いもあり、回数の多いステージ発表会に拘っています。

 

 

 

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