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日本ピアノ教育連盟の公開講座

昨日は、日本ピアノ教育連盟の、ピアノオーディションに関係する課題曲の公開講座がありました。
今回自分の生徒さんを出していませんが、たまたま先週楽譜を買った際に挟まれていたチラシを見て、仰天したのです。
広島の講師に川村文雄先生が招かれているではありませんか。
目を疑いました。川村君が広島に来るじゃないか‼︎と。
即刻楽器店に電話をして、チケットの取り置きをお願いした次第です。
川村文雄先生は今や日本でも指折りの素晴らしい演奏家であり、深い洞察力と鋭い感性をお持ちで、厳しく客観視して音楽の響きを追求しておられ、紡がれる音楽の目指すレベルの高さは世界の大ピアニストに比類なきものです。そして、人柄の素晴らしい事といったら。こんな素晴らしいピアニスト、芸術家が居るのですと、声を大にして紹介したいです。
川村君なんてブログで軽々しく紹介するのは大変に失礼な事で、御無礼を申し上げます。
今から12年前のイタリアのコンクールで、彼と出会いました。人を和ませる温かい素直すぎて心の美しい青年が川村文雄先生でした。その時の第一印象は、何処かのんびりした雰囲気にも取れ、一応自炊も出来る様にお鍋とかも持って来ちゃった、というマイペースな発言があり、この人は本当にコンクールで大丈夫かな…なんて思ったのですが、何が何が。その舞台でのギャップにはジキルとハイド並みの変貌振りに驚き、鳥肌の立つ演奏に驚き、感動し、彼はあっという間にファイナルまで残って、一位なしの二位、最高位を受賞したのです。
あの時のハイドンやラベルの演奏は今でも忘れません。
日本に帰っても、東京に行く折には連絡して無理にお茶の時間を作って貰い、やはりコンクールで仲良くなった親友と共に再会を喜び楽しみ、音楽話に花を咲かせていましたが、環境も変わってしばらく疎遠になり、ブログなどでそのご活躍を心から喜んでいる一ファンとして応援していました。
今回は何年振りかの再会に大喜びして、素晴らしい演奏と考え方に触れることが出来て、本当に有意義な時間を過ごしました。
今回の講習会で様々な勉強になったことは、レッスンにも生かせる様に努力します。
ブログの合間にイタリアでのコンクールの話を織り交ぜながら、川村文雄先生を広くご紹介したいと思います。

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