私は短い間でしたが合気道を習いました。
……と、過去の遺物にする気は無いのですが、もうはるか彼方、大昔にやっていたような気がします。。戻れるのだろうか。
合気道ではいろいろな意味で目からウロコでした。相手に添うこと、相手と争わないこと、相手の力みがあればそれを利用することが出来るのです。
力をかけないで気で技がかかること、逆らわないで気を合わせることなど、生きる術にも通ずるものがたくさんありました。そして、日常に置いて如何に力みがあるのかを知りました。
もう一つ重要なのは、呼吸なのです。呼吸することで脱力し、最大の気を発することが出来ます。
これは音楽に於いても、もっと体系だてて言葉によって説明されていいものです。その脱力と、同時に身体の動かし方を意識して使うことは、集中力につながることです。耳も同時に音を聴きます。指は鍵盤に、目は楽譜を追います。身体の力みを取るには呼吸を意識しながら、同時に5つものことを集中して行います。
これが、ピアノが難しいとか、習い事にはピアノだけで良いと言われる所以です。
同時にこれが継続して出来 たら、ものすごく気持ちが良く、音楽が飛翔して行くのです。日常生活でもあまり意識しない呼吸を、敢えて意識して行ってみてください。
安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室