今日の話題はレッスン風景より。
大人の生徒さんです。
お仕事の合間を縫って、ピアノを続けています。お忙しい身ですがその姿勢は立派です。
今年の目標を生徒さん全員に書いて貰いましたが、幻想即興曲を弾けるようになると具体的に明確にされました。
よ〜し‼︎今年はどこかでそれを弾きましょうね‼︎その為に練習方法を考えて、練習計画を立てて、必ず弾けるように努力しましょう‼︎俄然張り切る私。
幻想即興曲は若かりし頃に演奏されたそうですが、何より難しかったのが左手と右手を合わせるのが大変だったと言われます。
そうです。幻想即興曲は左手が最小単位3つの音符に対して右手は4つ弾くのですが、この比率が耳で取れれば何て事ないです。しかし、右手の一拍目に16分休符があり、お休みを取ることからいきなりつまずいてしまう。ここは慣れるまで、敢えて休符の次と同じ音符を弾いて貰います。出来るようになってから、音符を休符に変えるのです。その上左手3つ右手4つの音符を音楽としておかしくないように、自然に配分しなければならない。量大きさは同じ二つのケーキを、左側には3等分、右側には4等分したものを同時にベルトコンベヤーに置いて大量に流しているのを俯瞰している形です。
先ずは3対4を一拍に収める練習から始めました。私が3つ手を叩きます。たたた、たたた、たたた、たたた、たたた、たたた、たたた、…これを聞いてから生徒さんには4つ手拍子して一拍目から入って貰います。たたたた、たたたた、たたたた、たたたた、たたたた、たたたた、たたたた、あたたた…あり⁇
手拍子だけでなく、言葉を入れるとより拍が取りやすくなります。
例えば三拍子なら、みかん、みかん、みかん、みかん、とか、りんご、りんご、りんご、りんご、とか。4拍子。なぜか閃かずおにぎり、にしました。みかんとおにぎりの共演です。さあ、１、2、3、はい、、、、、、、、
共演ではなく、競演になります。必死なみかん、必死なおにぎり、一体何処で融合するのか⁇しかし、これも慣れです。一番みやすいのは2拍子対3拍子。右手と左手の変則的なリズムを勉強する場合はリズムにひらがなを当てて、手拍子しながら耳を慣らしましょう。それから次に実際に弾いてみます。ゆっくりから始めて、弾けるようになってから、今度は倍の6連符、8連符に挑戦します。ここでまたつまづくと、もう一度3対4に戻る。これを繰り返して慣れたらステップを上げます。言葉を変えてみるのもいいですよ。
今日はここまでにしましょう。
安佐北区 ピアノ教室 可部 ピアノ教室ブリランテ
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