私がよくレッスン中に声をかけることの中に、心の中で歌う、というものがあります。心の中で歌う？って？？
案外難しいものなのです。ピアノという楽器は打楽器でもありますから、鍵盤に力がかかれば簡単に音が鳴るのです。なので、歌うことに無頓着になりがちです。
しかし、弦楽器や木管、金管楽器などはそうも行きません。
Aの音に調弦して、耳で聴いた調律されたピアノのAと、心の中にもある正しいAの音が出せるように努力しなければなりません。声楽の人も、自分の身体が楽器ですから、心と声と一体にならないと歌うのは難しいのです。
ピアノを弾く場合は、実際に口に出して歌うことから始めて、心の中でも、口に出さなくても、自然とメロディを歌いながら弾けるように常に習慣づけて行きましょう。
集中力が必要ですが、大事なことです。
安佐北区 可部 ピアノ教室 長西 純子ピアノ教室