ピアノ教室 ブリランテ > ピアノ > 導入期のレッスン⑤

導入期のレッスン⑤

2歳女児 続きです。

始めてから一年程経過するまでは親御さんも自分のお子様に気を揉み、こちらに気を遣って頂き、また、こちらも気を遣いながら手探り暗闇トンネル状態が続くのですが、本当に少しずつですが2歩進んで3歩戻る状態でも進歩はしているのです。何の進歩かと言うと総合的なのでわかり辛いものではありますが、急に上手になることはなく、確実に視野と世界は拡って行きます。
お子さんの日々の成長に合わせて何をしているのか分からない、から、少しずつ学んでいる事が何であるか、と認識が始まります。
そうすると階段を登って行くようにある時進み出します。
この2歳の妹さんは下の子特有の観察力と負けん気の強さで、幼稚園の年長になる頃にはお姉ちゃんを追い越しました。小学生に入ると楽譜もどんどん進みました。その成長をとても楽しみにしていたのですが、引っ越ししてから私の手を離れました。その後の便りで他に楽しい事を見つけ、あっさりバレエに転向したそうです。
お姉ちゃんの方はまだピアノをしているようです。上の子と下の子の性格の違いを如実に知った例えと、導入期は遊びから親御さんと共に始める、という一つの雛形が出来たレッスン例です。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西純子ピアノ教室