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イメージトレーニング②

両手でも弾ける様になったら、今度はピアノを弾かないイメージトレーニングをします。
椅子に座った状態で目を閉じて、曲を心の中で最初から最後まで、実際に弾くのと同じ演奏をします。目は閉じてもイメージの中では鍵盤が見え、どんな音が欲しいか全身全霊で弾きます。
手は使いません。最初から最後まで曲の輪郭をはっきりとさせて、自分の呼吸もどこで深く入れるのか、事細かくイメージ内で弾きます。
イメトレも実際の演奏時間と同じになるように注意します。
何故なら雑念が入ると演奏が消し飛んでしまうからです。イメージの枝葉はふと湧いてきた美味しそうなケーキから、はてどこのケーキ屋さんだったっけ、あ、郊外の道路脇の店だった、あそこに行くまでは田舎道を通って、その田舎道の途中に景色のいい場所があって、景色がいいと言えば日本海の島のない広い海は良かったなぁ、とか一気に妄想が噴火してしまうとあちらこちらに飛び散って消えてしまうからです。
イメージの中でも鍵盤が見える、楽譜が見える、自分の演奏が出来る、舞台での自分の演奏がイメージ出来る、そして、弾いて居る自分に意識を置きながら客席でその演奏を聴いている自分も同時進行でイメージする事が出来たら、暗譜に苦しんでいたのが嘘のようになります。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西純子ピアノ教室