今日は、東広島くらら小ホールで、コンクール受賞者、ステップ継続表彰者のステップコンサートに行きました。生徒２人が出演しました。
今日になるまで、私も全力を尽くしたかといえば心残りあり引っかかる状態でしたが、あとは生徒さんを信じるしかないと送り出しました。二人とも本番では伸びやかな音色を奏でてくれました。
それぞれの持っているいいところが出て良かったという安堵と、いやいや、まだ奥深い可能性あり、まだやる事があり、もっと良いところを引き出したいという欲も出たり、今後の課題などを考えて、あれこれ思案しました。
ピアノは打楽器ですから、考えなくとも音は出ます。ピアノ以外は音を出すまでがとにかく一苦労。体力も気力も根性も無いと出来ない楽器ばかりです。声楽も同じです。なので、出た音や響きに無頓着で、音をもっと聴いて！どんな音出したい⁇どんな音が鳴った⁇どんな響きが聴こえた⁇と問いかけると、キョトンとして、音って何⁇な反応が返ってくることがあります。私自身も経験がありますが、伴奏をしたり、室内楽を経験すると、いかに注意を払っていなかったか、響きに鈍感であったかを恥じることが多いです。ピアノが一人で完結してしまうが為の罠なのです。常に客観的に自分の音を聴きましょう。
自分の演奏を客席から観る事は決して出来ませんから、いつも音に全神経を傾けて下さいね。毛穴からも響きを聴くのですよ。
出演した生徒さんは、大きなステージが終わってホッとした事でしょう。おめでとうございました。
開演前。
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