小さな子供さんのレッスンでは手や指のポジションの強化より、
自分の指で鍵盤に触れて音を聴く事や、そのタッチの重さを感じる事、
音符の音と実際の音を一致させる事が先かなと思います。
何故なら小さな手指で指一つ一つを独立させて音を出す
のが一苦労な時期ですから、手のアーチを作り、
中にタマゴがあってふわっと握るような形を鍵盤に載せて
指の第一関節の腹の部分で打鍵する…最初は少しずつ慣れて行き、
身体や指がしっかりしてくるまでは感覚を掴むような練習をして行きます。
実際にソフトテニスボール位の大きさのものを掴んで
指にグッと力をいれてみたり、掴んだまま手首を上下に
動かしたりして、形を意識する練習なども有効ですが、力を抜く事が同時に
出来るのも少し先かなと思います。
音楽性やリズム感なども養いながら少しずつ多角的に
進めて行きます。
広島市安佐北区 ピアノ教室 長西純子ピアノ教室