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ショパンを弾くためのテクニック

ブルグミュラーを終えて、ソナチネアルバム1に入った生徒さんのテクニックの教材を思案中です。

最初はブルグミュラー18の練習曲も続けて是非と思い計画していたのですが、音階がモチーフになっているところで毎度弾きにくそうになります。その都度リズム練習の提案をして一緒にやってみますが、大目に見ても”手に入った”という実感に乏しいのです。

手の小さな生徒さんなので、美しく響く音が出せるように粒の揃った音を求めて指導しておりますが、指先の感覚が掴みにくいのか、指の独立がもう一歩です。

通り一遍ですが、ブルグミュラー18の練習曲よりツェルニーで鍛えるのはいかがかと思案していましたら、昨夜ツェルニーで育ててからショパンのエチュードに進んでも、ショパンは弾けないという内容のピアニストの方の投稿を読み、むむぅと唸ったところです。

そうなんですよね…。何であんなにショパンのエチュードが難しいのか。手首や肘の柔軟さやがないと弾けない上に、何よりも指の支えで全てコントロールして肩から手先まで脱力していないと何も弾けないのです。指の独立の為にハノンやツェルニーをじゃかじゃか弾かせても、音楽性が損なわれたら意味がありません。

クラマービューローや、クレメンティのエチュードも検討した上しましたが、忘れていた作品がありました!バッハのアンナマグダレーナの為のクラヴィーア小曲集です。彼女はアンナマグダレーナをやっていません。バッハがあるじゃないか。バッハが弾けたら音楽性と全てのテクニックの基礎が理解出来ます。

忘れている事がたくさんあります。

バッハはとにかく凄いのです。

去年は毎日バッハの平均律を順番に弾くことを自分に課していましたよ…

忘れていました…

バッハ再訪。

うちの生徒さんには、バッハの素晴らしさを説明して、必ずバッハ道を通ってもらいましょう。

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