書き物には

降りますねぇ…子供の送りに外に出たら、景色がゲレンデになっていました。うちは広島市南部とは言い難く、山の中の団地ですから降ると凄いのです。

週末が祝日で良かったです。

ここ数年で、書き馴染むペンを探していました。文をしたためるのに、ボールペンを使っていましたが、突然インクがもわっと出て来ることがあり、書き出しにホクロのような黒い突っ掛かりが美的にもマイナスで、気に入らなかったのです。

ゲルインク、水性ペン、ボールペンも多様なものを、フリクションなどなど、あらゆるもの試して、アッと気が付いたのが万年筆。

そうだ、万年筆があった。


左の黒い万年筆は親が使っていた物、右側の紫の万年筆は、文具店で見つけたパイロットのカクノというシリーズ。初めて万年筆を使うキッズにも使用出来るような可愛いデザインです。真ん中はクロスの万年筆。これは思い出の品です。ははは…

実は15年前に付き合っていた、当時の彼にプレゼントする為に奮発して購入したのですが、いろいろあって渡すタイミングを逸しました。郵送するにも海外に行きましたから、日本と違ってお届け物が確かに手に届く保証がなく、次に会う時に…なんて待っていたら……かくかくしかじかで…在り来たりの、どんな結末になったかは、ご想像にお任せします。
と!

言うわけで、私が購入したけど私の物ではない物が、タンスの奥にずっと眠っており、時々取り出してはどうしたもんじゃろな〜と思案に暮れて、また奥にしまい込んで、また、どうしよう…を15年続けたのです。

それが年暮れに急に思い立ち再び取り出して、中身を見たくなりました。丁寧に包装紙のセロテープを剥がすと、糊がすっかり朽ちて縮んでいました。破れないように、そっと包みを開けると、何とも綺麗な翠色の、重さがある美しい万年筆が出てきました。

ほー…思わずため息が漏れます。金額は忘れましたが、万年筆が高級品である事を思い知らされました。

今更会う事も無く、この先15年後もタンスの中と外を行ったり来たりするだけの万年筆なら、今から私が使ってもいいかな、という心境になり、先日インクを買ってきてから使わせて頂いています。

何とも書き味が良いのです。紙の上をするすると滑るように運んでくれます。勉強会のメモの清書を万年筆3本使って書いています。

売ればいいのに、という声が聞こえてきそうですが、名入りなのです…ははは…(^_^;)

以上、万年筆のお話でした。

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