早すぎる

今日は朝から夜までレッスンの1日でした。レッスンが詰まっている時はしょっちゅうお腹がぐぅ〜と鳴ります。あ、ゴメンね、先生のお腹よ、あはは、と断ります。レッスンが終わると、母を待っていた子供達の世話に追われてバタバタと時間が経ちます。 今ようやくほっと時間です。

先程知ったのですが、ハンガリーのピアニスト、ゾルターン・コチシュが亡くなったそうです。最近では指揮者としても活躍していたそうです。まだ64歳。若過ぎる。

コチシュは、デジュ・ラーンキと、アンドラーシュ・シフとともにハンガリーの三羽ガラスと呼ばれている大ピアニストで、ハンガリーを代表するバルトークの作品のCDを通して馴染みがありました。演奏は一言で言うとキレッキレという言葉が思い浮かぶ位に、鋭い解釈と的確にツボを射抜く鋭利さを感じるピアニストでした。どちらかと言えばアンドラーシュ・シフの方が好みの演奏家で、コチシュはドライな印象を感じておりました。

私はコチシュのバルトークを聴いて(CDを通して)バルトークが好きになったのですが、、うちの生徒さんにはミクロコスモスはちょっと不評な気がしています。。バルトーク好きになって欲しいなと思いながら、ミクロコスモスを使ってレッスンをしています。あちらに帰るには、ちょっと早すぎる気がします。
安佐北区  ピアノ教室  可部  長西 純子ピアノ教室