10年計画

今日は誕生日でした。
昨日のレッスンでは、小さな生徒さんから手作りのブレスレットと可愛いお手紙を頂き、嬉しくて早速使っています。
こういうお手紙やメッセージを頂くのは、本当に嬉しいです。ありがとうございます。
今日は、レッスン中に素敵なお花をプレゼントして頂きました。趣味の良い、とっても可憐で存在感のある素晴らしいアレンジメントフラワーで、大感激しました。
ハッピーバースデーを弾き歌いして貰ったり、心温まる一日を過ごしました。
本当にみなさん、ありがとうございます。
幸せ者です。
みなさんの個性を伸ばしながら、基礎力をしっかり見に付けて行く指導をこの一年は徹底したいと思います。

先日の発表会ではアンケートを実施したのですが、残念なことに回収出来たのは少なかったです。
しかし、その中には光るお言葉がありました。ただ一枚、辛辣なアンケートがあり、容赦なく言いたい放題のコメントに内心ムッとしながらあなた様は何様ですかと読み進めたら、何処か見慣れた読みにくいクセ字……?あれ?これは実母ではないか?
まさか親がアンケートを書いてくれているとは思いませんでしたが、これがまた、相手は娘だと思って言いたい放題でした。
親でなければ軽くショックな内容でしたが、考えさせられる内容でした。

母曰く、ピアノ演奏は子供の持って生まれた個性が大きく、努力に限りある、とのこと。
つまり才能史上主義的な発言です。
そして、ピアノ以外の楽器演奏が素晴らしかったです、とピアノはちっとも褒めていません。
小さな子供のピアノは個人差が大きく、普通の子は楽譜を読むのが精一杯らしい。
とのこと。
成る程。
ちなみに、母はピアノを習っていませんし、勿論ピアノの先生でもないし、何も弾けません。ただ恐ろしく教育熱心で、スパルタで私に練習をきっちりとさせました。
私が考えるに、読譜は才能ではないのです。
一定の訓練で誰もが読めるようになります。
習得が早い遅いの差はありますが、繰り返し読譜の特訓をすれば、必ず読めます。
読み書き聴き見るそろばん、です。
いやピアノです。
指が回るか、オクターブが届くか、といった弾く上での問題ですと、手の機能的な問題や体格の問題などがありますから、これは多少生まれ持った特質のエリアに入ります。
また音楽的なセンスなどは個性に由来します。感受性は日頃の日常生活の中でも、磨かれるものがありますので、機能的なこと、耳の感覚、身体能力は持って生まれたものが決定打を下すことがあります。
才能だけでは何ともならないのが芸事です。
そして結局は、長く続いている人が上手になります。長く続ける事、好きである事が最終的には必要な事なのです。

廿日市の小○先生には、10年先の事を考えて行動せよ、と折に触れてお達しを受けました。うちの生徒さんも、10年後は何してる⁇と問いながら、レッスンしっかりやって行きたいです。

安佐北区 ピアノ教室 可部
長西 純子ピアノ教室