イタリアの食文化

先日偶然の再会を果たした(オンライン上で)美人ピアニストのm子ちゃんとの会話から、気持ちがすっかり若返って、白髪が増えてもシミが増えてもくたびれ果てた顔しても開き直っている(受け入れている、、つもり)のはよろしく無いと思いました。
しかし、彼女とのお話であの頃はもっと感覚的なものが冴えていたのを思い出しました。
厚い殻がペリと音を立てた気がしました。
さて、ポッツォーリ国際ピアノコンクールの事をブログに登場させていましたので、こちらも完結させて行きます。
前回の内容では、参加者はそれぞれピアノのあるイタリア人家庭に連れて行かれて、半日お邪魔していたところで止まっていました。
まだ現地に着いて2日目でしたので、時差ぼけしていてお昼前からお腹が空いて空いてどうにかなりそうでした。
見知らぬご家庭に一人、ピアノの練習をしながらも腹が減っては戦が出来ぬ、しかし、お昼はどうすればいいのだ、チョコレート持って来れば良かったよ、見たところ見渡す限り何にもない田園地帯の住宅地です。

その時、ご飯ですよーとマダムが呼びに来てくれました。本当ですか?やったー!
キッチンのそばのテーブルに着席したら、旦那様が来られました。初めまして。
それから二人の娘さん。中学生と高校生くらい?

真っ赤に熟れた大きなトマトをザクザク切って、ソフトボールみたいなモッツアレラチーズを贅沢な厚さにスライス、畑から採ってきたばかりバジルを散らしてオリーブオイルを掛けて塩胡椒したサラダが、どーんと出ました。とても新鮮で美味しかったのですがお皿にドッサリと供されたので、量が多くてびっくりしました。
山盛りなのです。

黙々食べながらまさか、これで終わりだから大量なのかも知れないと思って、頑張って私が食べ終わる頃に、旦那様が席を立ってペンネを茹で始めました。
隣でマダムがパスタソースを作り始めました。
ペンネアラビアータです。
これがまた、トマトがとっても美味しいのですが、すごい山盛り。
しかもパスタだからだんだんお腹が張って来ました。あんなにパラペコだったのに、大食い選手権みたいな味わうよりも食べる状態になり、、、、
必死の形相でどうにか完食。
他の家族はペロリと食べて、私の完食を待っている状態でした。
うぇっぷ。

その後はまた練習にこもったのですが、満腹過ぎて途中から眠くなってしまい、一2時間くらいソファで寝てしまいました。
マダムがコーヒーとお菓子を運んで来てくれた時にはグースカしていたらしく、いつの間にか毛布が掛けてありました。
一番練習したい時間に寝てしまい、事務局のお迎えが来た時は方々にみんなピックアップされていて、純子ちゃん、練習どうだったー?なんて聞かれても、寝てた…としか答えられませんでした。
イタリアの普通の家庭にお邪魔させて頂けたのは、貴重な経験でした。
トマトがなんて美味しかったことか!
イタリアのトマトは最高に美味しかったです。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室