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久々に ポッツォーリ国際ピアノコンクールの思い出話

大量の荷物を解体した話が、ようやく先に進みます。
翌日は練習場所に割り当てられた、ボランティア家庭にお邪魔して練習出来る日でした。
朝の10時ごろ事務局の受付に集合して、各々割り当てを聞きます。送迎はボランティアの若者達がやってくれましたが、その時はボランティアの学生とも知らず、お手伝いのお兄さんお姉さん、に見えました。私とは歳が近い人もいれば、だいぶ若い人もいましたが、外国人はとんと年齢の検討が付きません。
随分老けてしっかりしているように見えました。
私が練習場所をお借りする家庭は、夫婦と子供達二人の家庭で、子供達はティーンエイジャーでかわいい盛りでした。
朝一番で他所宅に放り込まれて、帰りは迎えに来るから、とだけ言われてポツンと立ちすくむ。
帰りが何時とも告げられず、昼ごはんとかはどうなるのかも知らず、とりあえず迎えて下さったマダムにご挨拶をしましたが、一気に不安になりました。
英語が大丈夫な家庭ではありましたが、旦那さんはイタリア語のみで、奥様と子供達の会話が片言の英語でした。
こうなると、しっかりやるしかありません。
トイレも我慢していましたが、勇気を出してコミュニケーションを図るために会話を始めました。
最初はお互い遠慮の塊で腫れ物に触るように接していましたが、お腹がぐぅとなる頃には打ち解けることが出来ました。ランチですよ、との声をかけて頂いたのです。

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