一次予選が始まる

10月1日から1次予選が始まりました。
当時の日記帳がありましたが、結婚が決まって部屋の片付けをしている最中に捨てましたので、記憶の断片を集めながら印象に残った事を記して置きたいと思います。
予選会場でゲネプロがあり、順番前に下見と響きを聴くために早めに会場へ向かいました。小さなスタジオの様な場所にピアノが鎮座し、その後ろに国旗がグルリと配置してありました。実際にコンクールが始まって知ったことですが、エントリーした人の半分は来てなくて、集まったのは60人から70人くらいでした。日本人が最多数参加者、次に韓国、あとは各国1、2人程度の参加者でした。プログラムには110人くらいの名前がありましたが皆が来る訳では無いのだなと、妙な納得をした覚えがあります。
一次予選はそこから20人程度に絞られて、2次予選に駒を進めます。1次予選は割とパパッと振るいに掛けられて、私はアッサリ振るい落とされました。悔いの残る演奏でした。残念ながら、力が入って満足の行く演奏が出来ませんでした。
2次予選への発表があったあとは、審査員を掴まえてアドバイスを貰い、日本人チームで残念会を開きました。この頃は、日本人のグループで行動することが増えて、ランチも夕食も一緒に取り、楽しみがグッと増えました。
留学組と、日本から来た組では海外での情報量が違います。
いろいろと教わる事があり、この時の経験は深いものがあります。知り合った友人とは今も近況報告をしながら友情が続いています。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室