ピアノ教室 ブリランテ > その他 四方山話 > やっぱりピアノが好き

やっぱりピアノが好き

お恥ずかしい自分語りがもう少し続きます。
中学3年の春から高2の春までピアノの蓋を開ける事なく、鍵盤はもとより、楽器を全く触らなくなくなりました。無理を言って折角作って貰った防音室も、湿気でカビの匂いがする程立ち入らない、寂しい部屋にしてしまいました。
ところがどうしたことか。
クラブ活動に熱中していた高2の春に、本屋さんで手にした一冊の本に雷を打たれたような衝撃を受けます。
その時に初めて、ピアノをこんなにも長く弾くのをやめてしまった事を激しく後悔し、情けなくて場所もわきまえず泣きました。

”あの子がピアノをやめた理由”千蔵八郎著
春秋社出版(現在は再版していないようです)

そこには、自分が言葉で説明出来なかった、全てが書かれていました。
それからは、失われた時間を猛烈な勢いで取り戻す生活に変わります。
初心の、○○○大に行きたいと近くの先生に相談に行くと、何言ってるんだーとばかりに仰天されました。
うちではとても手に負えない、取り敢えず別の先生に紹介するからと音大の先生を紹介して頂き、3ヶ月くらいみっちりレッスンを受けました。それからしばらくして、その大学に弟子を合格させている先生に話をしましたから、と先生が仲介をして下さり、引き合わせて頂くことになりました。
人から人への縁で、雲の上のような先生に一度見てもらえる縁が出来たのです。
高2の夏のことです。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西 純子ピアノ教室