ペダルを多く使用する作品にはロマン派の楽曲が多いのですが、それはピアノという楽器がその時代に一つの完成形を見たからでもあります。
ピアノは1698年にイタリアのクリストフォリが製作を始めたという記述が残っており、誕生は1700年ではないかと言われています。チェンバロと大きく違うのは鍵盤で強弱が表現出来ること、ハンマーで弦を打って鳴らすことでした。
ピアノはクリストフォリが開発してからヨーロッパで広く作られるようになります。
ピアノを使って最も重要な作曲をしたのがベートーヴェンで、彼の遺した32のピアノソナタは音楽家にとって新約聖書とも言われている位重要な位置づけであります。
ベートーヴェンがピアノの可能性を最大限引き出し、ロマン派への道筋を付けて楽器も更に進化し、今日の演奏会スタイルも出来上がりました。
安佐北区 ピアノ教室 可部 長西純子ピアノ教室