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恩師のリサイタル

先週の木曜日の事ですが、恩師のリサイタルがありました。招待客のみでの開催なので、集まっている方々は先生の薫陶を受けた門下生や、関係者のみの集まりでしたが、先生の佇まいで全てが伝わる円熟の演奏会でした。
最前列かぶりつきで拝聴しました。音楽という言葉が空間を通して伝わります。響きから感じるものに涙が止まりませんでした。
あまりにもクスンクスンと鼻を鳴らして泣いているので、隣の娘は可笑しいような、不思議なような顔をしてチラチラ見ていました。
心動かされると涙腺が緩むんだよとか説明したら、取り敢えず納得していました。

先生のプログラムノートに、スポーツは体力の限界を思い知らされますが、豊かな心が紡ぎだす楽の音は限界を知りません、と記してありました。本当に音楽家は長生き(長い息)で、年齢不詳の人が多いのです。
80を超えてまだ現役のピアニストはたくさんいます。老いてなお終わりを知らない芸術への道は、何処までも高く、崇高です。生きている間はずっと挑戦し続けられる。素晴らしい演奏会でした。終演後真っ先に駆け付けました。
懐かしい先生。
何時お会いしても全然変わりません。
そして先生からはいつもいい匂いがして、とってもエレガントなのです。
楽の持つ本物の力の影響だと思っています。
これからがスタートと書いてありました。
弟子の私も息長く、精進し続けて続かねばならないですね。

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