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近年のピアノ事情④

話は変わり、日本からヨーロッパに目を向けてみましょう。
ドイツ、フランスではよく聞かれる話ですが、留学先ではほとんど住まいでのピアノの練習が
出来ないのです。
バリバリ弾きたいのだけどアパルトマンの壁は薄く、何とか借りたピアノも音を出せば
隣人からうるさいと苦情が来る。一応朝は何時から夜は何時まではピアノを弾いても
良いですよ、と大家さんの許可はありますが、お隣や壁つたいの住人はそうも行きません。
ピアノの音がしようものなら壁をドンドン叩かれて止めるよう催促されます。
お留守の時にコッソリとバリバリ…まさに薄氷を踏む練習です。
昼間なら問題ないかと音を出せば、昼寝の邪魔をされたと
実際に裁判の準備をされた人もいます。
朝早く起きて音楽院の練習室を借りるのも争奪戦で、やっとお部屋確保したらば
鳴らない鍵盤もあるし、弾き潰されてペカペカの調子外れの音がするピアノなんて
当たり前です。
そんな現実問題があり、住まいには電子ピアノでヘッドフォンを付けて練習する人も多くいます。
日本の音大も含め、どの国の音楽院の練習ピアノは程度は似たり寄ったりなのです。

広島市 ピアノ教室 安佐北区 長西純子ピアノ教室