バッハは神④

バッハの作品の根底には、神(=イエス・キリスト)を深く敬愛し、賛美していることが大河として流れています。
祈りの音楽と言われている所以です。最近になってバッハの作品に意識的に取り組んでいますが、他の曲を弾いている時と違って心拍数が安定するのと、落ち着いて楽譜が読めることに気がつきました。決して普段が不整脈な訳では無いですよ。
他の作曲家の作品を弾く時の激烈な感情移入がなく、自然にマイペースで、素直にその音楽と向き合っている、と発見した時は驚きました。
バッハを弾く時は特に頭を使います。対位法の作品では、テーマが出てくるところがあり、5度上にテーマが出てくる、推移があって展開して、、と楽譜を読み込むほどに発見があって、簡潔で美しくてとても数学的な美があるのです。
その響きは計算し尽くされており不思議な音律だなぁと、魅せられながら惹き込まれて行きます。
今までは練習のために音階を全調弾いてエチュードをさらって、曲を弾く、というパターンで弾いていましたが、ますます自分の練習時間が取りにくい今では、とにかくバッハをやります。バッハは全ての勉強になる上にテクニックの練習にもなるからです。

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安佐北区 ピアノ教室 可部 長西純子ピアノ教室