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導入期のレッスン④

実例として、導入期のレッスンをどのように行って来たか書き綴ります。

2歳 女児

お姉ちゃん(4歳)のレッスンについて来ていた妹さんです。
下のお子さんというのは、実に上の兄弟をよく見ているものですね。最初はレッスンの付き添いでしたが、間も無く私もやりたいと猛烈なアピールがあったそうです。自分もお姉ちゃんと同じように弾けると思っていてお姉ちゃんがピアノの練習を始めると必ず妹さんも弾きに来る。 (邪魔をしに来る…???)
同じ様に弾いているつもりだが、やはり見よう見まねで思うようにはいかず癇癪を起こして泣き叫ぶので、お母様もお姉ちゃんも手を焼き、妹も一緒に習わせることは出来ませんかと相談を頂きました。何分にも小さいので真似事でもいいので、取り敢えずやってみたら納得するのではないだろうかという申し出でしたが、喜んで引き受けました。
しかし、やはり成長著しい年齢で、私も初めての2歳さん、とにかく実験的に手探り状態でした。弾きたい気持ちが上回り、上手く行かないので鍵盤が打楽器のようにバンバン鳴り、、、
なだめては鍵盤を触らせてあげて、音符カードを見たりクレヨンで丸を書いたりしました。
じっと座っている事や同じことを続けて行うのが至難の技の月齢です。
レッスンとは言えない状態ですが、とにかく出来得る事を何でもして行き、身についてくれているだろうかと一喜一憂のレッスンでしたが、1年もすると格段に成長していました。
始めたては可能性という土地を耕し肥料と水をこまめにやる時期です。一年後に見違える程伸びて居るのを親御さん共々実感しました。

安佐北区 ピアノ教室 可部 長西純子ピアノ教室