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暗譜のやり方として

楽曲を覚えるのが得意な人もいれば不得意な人もいますが、暗譜で逸話を持つピアニストの一人にヴァルター・ギーゼキングがいます。
往年の大ピアニストであるギーゼキングは、あるリサイタルに向かう飛行機の中で演奏する予定であった作品を一つ準備するのを忘れているのに気が付き、移動中の機内で暗譜をしてぶっつけで完璧に弾いたと言われています。
楽譜を熟読し、それがイメージの中でも完璧に弾けて、実際のピアノでもイメージ通りに完璧に弾けるという逸話には枚挙にいとまのない人です。
これはギーゼキングが初見力に優れていたことは勿論ですが、非常に合理的で完璧なテクニックを持ち合わせていたからだと言われています。
暗譜を確実にする方法として、目で見た楽譜を耳でさっと覚える事も重要な事です。一度聴いた曲をそのまま覚えて直ぐに再現する事と、繰り返し聴いて覚えるという二つの事が出来るように小さな頃から訓練して行く事も大事です。