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オーケストレーションしてみる

今日は朝から充実のレッスン日でした。小さい生徒さんから大人の生徒さんまで。コンクール前の生徒さんは少しでも完成形に近づける演奏になるように指導しました。これをもっと深めてどんなコンディションでもどんな時間でも弾けるように訓練しましょう。コンクールだけでなく、演奏は一発勝負の世界ですから”練習では上手く行きました・・”なんて言い訳は通用しないのです。やり直しもないのです。いつもは80%の力が出せる人は本番では30%しか出せないかもしれません。常に最上の満足の行く演奏をしようと思ったら、日頃から180%くらい目指して努力しましょう。そうすると70%くらいは出せるかもしれません。それくらい一発勝負の世界は厳しいです。

大人の生徒さんはチャイコフスキーのドゥムカを持って来てくれました。ドゥムカは哀歌も訳されます。ロシアの農村風景という副題がついています。チャイコフスキーは大好きな作曲家の一人ですが、ピアノ曲の難しさといったらリストの難しさ、ショパンの難しさとは一線を画します。ピアノ演奏も素晴らしかったリストやショパンはピアノ技法に則った難しさがあるのですが、チャイコフスキーは管弦楽曲の作品が多い事もあってピアノが得意というよりかは、重厚なサウンドを沢山の楽器で構成し、合奏する方の作曲に長けていたのではないかと思います。なので耳もそういった音をよく聴いていて、ピアノ作品はちょっと隙間が空いて空間移動が多かったり、骨太過ぎて音をつかむのが大変だったりします。オーケストラ的という感じで規模が大きいうえに、休むところが少ない。作品の骨格が大きいです。四季も小品ではありますが、時折うわっと声に出てしまう箇所があったりします。急なオクターブの移動などに気の休まる時がありません。今日はオーケストレーションすることで分析をしながら突っ込んだレッスンが出来ました。楽譜もようやく手に入れましたので、これから私も練習してみます。

 

 

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