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古き良き時代もあり

油断をするとすぐに更新が止まります。先週金曜日以来です。

今年も半分を過ぎて、後半に入りました。現在発表会の大詰めを迎えています。生徒さんのブラッシュアップ、自分の準備、我が子の準備、当日の準備、お手伝いをお願いしている方々への連絡等々。毎度のことですが発表会の準備は忙しいなぁと思います。楽になりませんね。それだけに、終わった後の達成感、解放感は半端ないのですが、何もかも放出して灰になるわけにもいかず、体力は温存しておかねばと痛感する今日この頃です。七夕の笹を準備してもらいましたので、生徒さんにもお願い事を書いてもらっています。みなさん、可愛い願い事を書いて胸キュンです。私は体力が付きますように、です。

先日悲しい知らせを聞きました。エリザベトの前学長である井上一清先生がお亡くなりになったとの事でした。井上先生と言えば身も縮み上がるくらいに恐ろしい先生で、1,2年生が必修の和声学の先生でした。毎回極度の緊張を強いられる授業で、間違えたら物凄い勢いで怒られるのです。それもここには書けない位の罵倒でぶった切られて、間違えたら立たされました。泣く人も多かったです。毎回怖くて怖くて、授業の準備をして当てられる前から間違いがないように緊張していました。私は1年最初の試験で赤点を取ってしまい、追試の為に毎晩徹夜で和声を勉強しました。あんなに恐ろしい追試はありませんでした。あんなに必死で勉強したのは、センター試験の英単語を死に物狂いで書き続けた以来でした。物凄く厳しい先生でした。ようやく2年間の恐ろしい授業が終わって、やっと先生から解放されたと喜んでいたら、先生が学長に就任されました。年々お人柄が丸くなり、卒業してからは今は何してる?ちゃんと演奏活動してるか?と気にかけて下さっていましたが、疎遠になり、旅立たれました。私も卒業してから随分と年を取りました。生徒さんを育てながら、何か残していかねばと思う年になりました。

 

 

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