人生いろいろ

昨日は、所属している勉強会の総会でした。今後勉強会に呼びたい先生がいるか、ピアノ指導の中でどんな勉強をしたいか、はたまたバスティンをどのように使って指導しているかそれぞれプレゼンをする、アイデアを出し合う、公開レッスンをする、などなど。2時間たっぷり話し合い、刺激を受けました。

ピアノ指導において導入期はとても重要です。何においても最初が肝心ですが、楽器の習い事に関してはもう、死活問題とまで言えるくらいに超重要な課題です。どの先生も最初のレッスンで苦労している事については、読譜をさせる事の声が多くありました。音楽的自立という言葉を使う先生もいらっしゃるくらい、自分で譜が読めて自分の心の中の音楽を演奏できるまでに導くには、自宅での反復練習、効果的な指導、集中力、吸収力も必要であり、粘り強さも必要であり、根気強く長い道のりを共に歩いていくことになります。そう、長いのです。先が。

総会の後のランチ会では、先生方の我が子のレッスンについての情報交換もしました。ある先生のお子様は自宅では全く練習しないのに、高校2年生でまだ続けているそうです。小学生から通い、4年目にしてコンクールの本選に通ってしまった。中学受験を控えた夏に、塾をお休みして2か月の号泣特訓をしたとか。その時の塾の先生が、ピアノをしている子は勉強も出来るから今はピアノに専念しろと発破をかけてくれたお陰で、本選会に何とか曲が仕上がったそうです。受験は無事合格し、今に至ると。もはや最強伝説の域です。男子だから出来るのか、その先生のお子様が規格外なのか、規格外ですが、ピアノは習うけど練習をしないという選択肢もありなのかと、悩める課題を突き付けられました。自宅でしないけど、先生の自宅で7時間弾けるまで練習をしたという逸話もお聞きし、凡人と比較してはならないと刻みました。きっと遺伝子が素晴らしいのと、先生のご指導が良いのではと解りやすい推測をします。生徒さんも一律ではない、指導も一律ではない、そんな子もいるんだという参考になりました。

そう考えると、私も肩の力が抜けます。まぁ人生いろいろ、ピアノもいろいろ、生徒さんもいろいろ、指導もいろいろ、何が出てもいいのではないか、いろいろあっていいじゃないか、というオチです。

 

 

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