缶詰日記

前回ブログをアップしたのはいつだったか、、、、3月が終わってしまいますね。

年末にシブシブ新調せざるを得なくなり、でも可愛がっている(つもりの)パソコンも気が付けば久しぶりに開きます。前回は泣くのを止めるか、演奏を止めるかの崩壊寸前の卒園ピアノ演奏から、一気にスプリングコンサートへとワープしました。その合間合間をつなぐ移行期のどうでもいい話ですが、つらつらとすみません。お付き合い頂ければ幸いです。

号泣卒園式を経た翌日、子供を連れて卒園おめでとう登山をしました。3月はどこの山も登りに行けそうにないので、私の都合に無理矢理卒園おめでとうをくっつけられた形ですが、山頂で山飯を作り、見晴らしの良い山頂で子らは自由に遊び、実に伸び伸びとしていました。そんな姿を見て、自然の中では心身ともに解放されて実にいいものだ、と目を細めました。実際20日は晴天で、山日和でした。昼前からの行動だったので武田山へ行き先を決めて、のんびり登山しました。気持ち良い一日でした。

そんな平和な日から一転し、週末は身内に不幸があり、各方面へいろいろとお騒がせしました。誰しもいつかはこの世を去るものですが、いつかは分からない。お医者さんは余命何年と伝えますが、お坊さんは貴方は必ず死にますと言います。私は自分はよぼよぼになるまでは生きるのだろうと勝手に思っていますが、そんなことは分かりません。つい忘れがちな、当たり前で無い事の連続が今であると、忘れないようにしたいものです。そんな事を偉そうにぱちぱちとタイプしながらも、ヤラネバならないことを今も貯め中です。どーにかこーにか今月中に済ませなければならないのですが。老体に徹夜は無理です。

4月に入ると新しいスケジュールで生徒さんとレッスンをスタートします。先日のスプリングコンサートは、フラットな会場で残響もなく、お客様はまぢかという一番緊張をする根性試し度胸試し大会になりましたが、直前までハラハラさせた生徒さんが、びっちりと仕上げて来たのにはびっくりしました。お母様曰く、自分なりに工夫をしたそうです。よく頑張りましたね。感心しました。

普段はうまく弾けたのに、スプリングコンサートでは失敗したかもしれません。逆に、本番では思いもよらず上手に弾けた人もいるかもしれません。うまくいった人は次はもっと上手く出来るように、思うように弾けなかった人は幸いです。本番とはそういうものです。100%の準備をするのではありません。200%、それ以上の準備をして、初めて80%到達するかどうか。それが一発勝負です。常に入念に、計画を立てて、地道に、緻密に、慌てることのないように、途中で諦めることなく、最後まで弾ききる事。弾き始めたら決して止まってはなりません。一秒一音に全神経を集中して音に命を注いで行きます。今に集中し演奏すること。音楽は時間の芸術です。一呼吸ずつ、一瞬に全力を注ぎます。それが連続して、願わくば、この世を去る前にピアノが側になって幸せな人生だったと言えますように。そうするには、やっぱり先送りせず、一生懸命に生きなければなりませんね。

 

 

安佐北区 ピアノ教室 可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ 人生観? 死生観?