練習の意味

早いもので今日は節分。節を分ける日です。子供と一緒に豆まきをして、恵方巻と鰯を頂きました。寿司のりがしっとりとした酢飯をきゅっと包むと、水気を吸ってパリンパリンに張りますが、あのハリがいいですね。口に入れて歯が中身を噛んだら、端っこから中身が飛び出しました。美味しく頂きました。

先日、定期的に読んでいるメールマガジンに”練習の意味”という見出しがありました。柔道家の野村忠宏さんの言葉です。

”やらされている練習なのか、意味のある努力なのか”

というものでした。

これは指導者にも突き付けられる問です。

”なぜ練習するのか”とも響きます。

私は、作曲家の残した美しい音楽を、自分で演奏出来る喜びを知ってもらいたいと思っています。

エリーゼのために、や、ショパンの子犬のワルツ、モーツァルトのトルコ行進曲等を、いつか自分も弾けるようになりたいという憧れを持ってほしいです。目指して貰いたいです。これが弾きたい、弾けたら嬉しいという憧れを持つこと。いろんな曲を聴いてもらって、すごいな、自分も弾いてみたいな、と思ってもらう為にも、指導者は演奏を披露していろんな曲を紹介する努力は惜しんではならないです。

憧れに向かって前進すること。

これがやらされている練習なのか、意味のある努力なのか、でしょう。

ピアノや楽器ごとに関しては、レッスンで教わったものを自宅でも繰り返し復習し、定着させていく必要があります。なぜなら、ピアノを弾くという手指の動き、響きを聴く集中力は日常生活ではイレギュラーだからです。忘れてしまわないように、向上するように、深めるように、日々の積み重ねは必須です。これはピアノを始めるときに親御さんにもピアノは日々の練習が必要であること、初めてのピアノ、特に未就学児さんは軌道に乗るまで(楽譜が読めて自分で弾けるようになる)は、習ったことの反復を自宅でもチェックして、練習することに付き合って励ましてほしい事をお伝えします。そうすると、私はピアノを習ったことがないので分かりません、とも言われますが、ピアノを習ったことのないお子様に音楽の部品を教えている段階なので、いきなり面食らう事ではなく、まだ理解の及ぶ時期ですとはお伝えします。ピアノの時間を生活の一部として組み込んで頂く事が大事な点です。練習が大事なことであることに気が付くのは、自分で練習が出来るようになる頃で、少しタイムラグがあります。

練習の停滞期というのも存在するもので、楽譜も進み、順調にレッスンに来ていた生徒さんでも、ふとしたきっかけで立ち止まる事があります。これは成長の現れで、自然な事と思います。言うべきことは言いますが、停滞が長いのか短いのか、スランプから抜け出せるか、このままフェードアウトしてしまうのか、一つの山場です。

練習の意味。

なぜ練習するのか。誰が練習するのか。何を練習するのか。どのように練習するのか。いつ練習するのか。

4W1Hで問いかけてみてください。

 

 

 

安佐北区 ピアノ教室 可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ 野村忠宏 練習 5W1Hならぬ4W1H