左右

今日は久しぶりの指導者の勉強会でした。大学で同じ門下だった先生と、始まる前にお茶時間を楽しみました。大事な情報交換の時間、リラックス時間です。同業者の先生達にお会いするのは楽しみでもあります。

今日の内容は、左右の手に自在に指示を出す為の脳トレがメインでした。指先のトレーニングは得意なのですが、腕から身体を使っての脳トレは苦手なのです。前回二拍子と三拍子を左右の手で同時に取る課題に、ロボットの様な動きをして失笑を買いました。動きに必死で、歌いながらする動作も歌が消えてしまいます。嗚呼今日もアウトかしら、、と思ってチャレンジしたら、今日は不思議とスラスラと出来ました。あれれ⁇

片方の手は二拍子の指揮をし、片方の手は三拍子の指揮をしながら桃太郎さんの歌を歌うのです。なかなか脳みそがフル回転します。

ふと、この課題をしながら、”利き”について考えました。先日のお休みに登山に出かけましたが、右脚はしっかりと踏ん張れるのに、左脚で踏ん張ることが無いのです。利き足が踏ん張り、左脚は次の一歩に乗せるだけ。

左脚も踏ん張って右脚を乗せて歩くように意識しましたが、自然と軸足に体重をかけています。軸足は身体を支えてくれますが、左脚がなんとも同じ様に機能しないこと。無意識のうちに働く足、働かない足を作っています。噛み癖についても全く一緒で、いつも気が付いたら右側の奥歯で咀嚼しています。意識して左側で咀嚼してみたら、なんと不自然な感覚であること。

そして、なんと言っても右利きであるから、右手でしか文字を書かない。スマホで文字を打つ手、歯ブラシを持つ手、ドアを開ける手、傘を差す手。ほぼ右手が働いています。一体左手はいつ仕事するのでしょうか。

左手が大活躍するのは、弦楽器です。弓は右手で持ち、弦を押さえて音を取るのは左手です。ピアノでの左手の役割も最重要なのですが、利き手が右手であれば、左手は苦労します。この地域格差、なんとかならないでしょうか。身体左右対称にどちらも同じように使いたいと思いつつも、どちらかばかりになってしまいます。では私達はピアノを通して、左右の地域格差を解消していきましょう。利き手ではない方から練習するとか、工夫の余地はありそうです。

安佐北区 ピアノ教室 可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ 左右非対称 いやいや、地域格差是正の為