目からウロコ

今日は楽しみにしていた、古屋先生のセミナーがありました。レッスンも移動をお願いして準備万端、学校周辺に15分前に着いたので余裕持って行けると喜んでいたら、駐車場が軒並み満車で、全く空かない。まあそのうちどこか空くだろうと四方八方をぐるぐる徘徊して、見事に遅刻をしてしまいました。

今回のセミナーには、私の生徒さん2名をモデル生にお願いしたので、足台を持って行く約束をしていたのです。その指導者が遅刻とは何たる失態でしょう。セミナーを取り仕切るボス先生にお電話して平謝りでした。

大学の506教室に駆け込んだら、超満員でした。迷惑な遅刻指導者が来たところで実践が始まりました。

まず小学1年のKちゃんです。ブルグミュラーの進歩を演奏しました。

Kちゃんは豊かな音楽性があり、弾きたいイメージも明確にあるのですが、それに対して演奏として表現すると、身体をコントロールするのが難しいのです。

具体的には強い音が力んでしまう、腕や上体が力む事で指先の支えが半減してしまうので力が乗らない、支えに力が乗らないので音が響かせられない、フォルテが出ない。また最初の音階でバラバラになって右左が揃わない、親指潜りの敏捷性やくぐるタイミングがずれてしまうので、肘を使ってしまい、そこから音色が変わる、ずれてしまう。全体的にテンポを一定に保って演奏するのが苦手である、などを古屋先生に脳科学の分野から、音楽の運動領域の分野からたくさんのアドバイスを頂きました。

まず、力んでしまうことに対して、力いっぱい力んで弾いてみて、のアドバイスに従って身体を硬くして演奏したKちゃん。弾きやすい⁇の問いかけに、ノー。です。じゃあいつもどおりにやってみて、と言われて素直に演奏したら、グッと音色が変わりました。

音階の右左手のずれに関して、先生は親指に注目しました。音階を弾いて1の指をくぐってからの親指が他の指にくっついているよ、よく見てごらんのアドバイスに、指先を見たKちゃんは、あっと声を出します。そんなにお父さん指にくっついてこられたら、ほかの指が弾きにくくなるんだよ、試しに、親指がくっつかないように音階を弾いてみて、指をよく見て、と言われて、何度やってもお父さん指がピッタリと2の指にくっついて寄り添ってしまうのに気が付きました。今度は意識してくぐった後にお父さん指が他の指にべったりつかないようにしました。すると弾きにくそうだった音階が滑らかに移行していきます。今度は出た音をつないで行く事に気を付けるようにアドバイスがあり、素敵に弾けるようになりました。

テンポが揺れてしまうのは、弾きたいところに到達するようアドバイスされて、そのまま伸びやかに弾けました。彼女には素直な感性があり、古屋先生の言葉に反応出来た事で、新たな発見もありました。今後に生かして欲しいです。私も大変勉強になりました。

続きはまた次回更新します。

安佐北区 ピアノ教室 可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ 古屋先生