残るもの

今月末はレッスンお休みの日があり、いつもの⁇断捨離と、自分のバリ練(かなり切迫した状態)、投げっぱなしの勉強に、それと日頃放ったらかしの我が子の監督にと精を出しています。

断捨離部門は、長らく放置していた古いパソコンをようやく処分する運びとなりました。2000年にSONYのデジカメと同時に購入したVAIO君でしたが、数年前にパスワードが怪獣によってぐちゃぐちゃと変更されて以来開かずの扉となりました。既に古くなって使用頻度が低かった上、パソコンよりもスマホやiPadで用を足してしまうことが増えていましたので特段困ることはありませんでした。発表会のプログラム作成などはサクサク動く実家で使わせて貰っていたので、まあ仕方ない…な感じでしたが、流石に事業用として必要ですので中古を迎えました。家電はサイクルが早くて、新たに購入するのがもったいないですね。ビデオも最近は使用していないのが気掛かりです。。若かりし頃に履いていたブーツも、磨いてオークションにでも…なんてみてみたらカビが生えて色が変わってしまっていました。あああ勿体無い。

こう考えてみると、音楽は演奏されたものは形として残らず、ただ空間に消えてゆくのみですが、素晴らしい演奏は忘れ難い強烈な印象を心に残して行きます。なんだかわからないけど感動した、いつまでも印象に残っている、こういった魂の震える感覚は計り知れないものがあります。我々音楽家は消えて行く響きに、命を削って最上のものを紡いで行くのです。形にはなりませんが、終わりのない階段を登って登って登り続けます。この地道な挑戦を教え、自分の音楽で語って行けるように指導しなければ。生徒さんには良い音楽に触れて豊かな人生を歩んで欲しいです。まだまだ先は遠いけど、これからも精進します。

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