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しょんぼりしている暇はなく

♬  スレンチェンスカ 語録 ♬
練習を続けることは確かに非常に難しいことです。しかし、音楽家として一番大切なことは、自分の感覚に忠実に従い、自分がどのような音を出したいのかを明確に知り、自分の弾きたいものが出ない限り、ピアノから離れてはいけないことです。

音楽を通して何を探求するのか、どこまでも探求して、し続けてもゴールは無いのです。
連休明けてから、レッスン再開です。おやすみが長いとやはり中だるみしてしまうもので、中には投げやりな態度で、どーせ出来ないし、練習出来なかったし、〇〇のせいでやらなかった的な御託を並べて不貞腐れる子もおりました。この場合モグラ叩きの様にあれもこれも注意すると、ますますヘソを曲げて、違う理由も引っ張り出し収拾がつかなくなる事が予見されます。

最終的に、本人がフタをしている原因に気が付いて改善しようと努力をしなければ、何も変わらないのです。そこで、たくさんの曲を弾いてみせ、ほらほら、こんな感じの作品よ、どう味付けする?とやってみせたら、何度も聴かされるうちに自分も弾いてみたくなった様で、すっかり表情が変わりました。

別の曜日の生徒さんにも同じ様にやってみせたら、え?先生すごい上手いね‼︎と褒められて、その反応にびっくりしました。もしかしたら生徒たちは間近で演奏を聴く機会を待っていた?

今まで、模範演奏は最終的に私の真似になり、オリジナルの意見が消えてしまうので良くないのでは、とか、自分で考えて弾かないのでは、など考えていましたが、年齢の低いうちは聴かせてあげた方が良いと感じます。

自分の子供の頃も、自宅で一日中聴いていたレコードのお陰でたくさんの曲を知り、いつの間にか弾けたのです。

いろんな作品に出会って、自分の演奏を追求しましょうね。それをする事イコール音大に行く、やピアニストになる、とは違いますよ。自分が弾きたいと言う気持ちに素直に従い、たゆまぬ努力をする事は、生きている人間にしか出来ない尊い生産なのです。 

形にはならない、残りもしない行為ですが、命を磨いて行きます。

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