以前から離鍵の度に指が振り上がるハイ・フィンガー奏法の生徒に、レガート奏法の習得をいかに伝えるか、重さを指先にかけ、それを実感してもらう最適な方法はないかと思案していました。
なかなか的を得た言葉を閃かなくて、手に重さを乗せてやる以外ないものかと思った時に急に思い出しました。
昔使っていたフィンガーウェイトを指にはめて重さをかけて貰ったら。
はめてみます。
これは私が学生の頃テクニックを鍛える為のグッズがあるのを知って、購入したものです。しかし、実際にテクニックを習得するには曲の中から弾けないパッセージを取り出してそこから練習するのが大事なので、指先ダンベルで指さばきを速くしても、ただ早弾きが出来る、というだけで音楽的に素晴らしい演奏かどうかは別です。
あくまでも、指先に重さをかけることを知って貰う為の重りとして着用したものです。
歩く様に、すり足で進む様に、そのタッチを身につけて音を紡ぐことを指導しました。
直ぐに習得出来るものでもありませんが、今よりも重たい指先が分かってくれたかな。
フィンガーウェイトを調べたら、ギターの練習をする人がはめていました。コードを押さえるのに一役買うのでしょうか。
安佐北区 ピアノ教室 可部 あき亀山 ピアノ教室ブリランテ タッチ 重力をかけて