音を聴けば分かる

先週末は、勉強会でご一緒する先生達との懇親会兼打ち上げに参加しました。

打ち上げって、同じグループの内4人の先生方、偶然にみな7月に、各々主催する教室の発表会を済ませたのです。

その慰安会をやりたいねーと盛り上がっていたところで、私が水を差す。夏休み中にお子達を預けられず、(日頃から世話になりっぱなしなので、飲み会は言い出し難いのです)すみませーんと申し出たら、10月まで月日は経ち、ようやく開催と相成った訳です。

いやぁ……いつもすみませーーん…。年末の忘年会も、今から伏線を張らねば。本当に足を引っ張ってすみません。

同じグループの先生は20代から50代まで6人です。とにかく面白いのです。ずっとお喋りをしていました。食事もそっちのけで飲んでばかりで、ひたすら話す。ネタが尽きない。ピアノあるある話から、指導の事、子供の事、音大時代の話、共通の知り合いが繋がりすぎて、世の中が狭くて、また可笑しい。

ピアノの先生は、私のようなポンコツから、大ベテランまで千差万別ですが、共通していたのは、音を聴けば分かるよね、ということでした。

練習したか否かという目先的な事はともかく、もっと奥の貴方はどんな人か、ということです。

長年のカンと、嗅覚的な匂いで察知するものもありますが、音は嘘をつかない。音、響きはその人が持っているものですから、取り繕えない。とても厳しいものです。

聴けば分かるよね話も、各自それぞれ過去にズバリ言うわよ的に指摘されて、固まった話も聞きました。

私は大学院時代の先生から、貴方って中途半端な人でしょう、と言われて、ドキっとした事を思い出しました。いやぁ冷汗。

もう一つ、共通していたのが、自分達の親がとにかくピアノという習い事に熱心で、厳しかったと言う話です。

チームの中で一番お若くて美しい先生のお母様、練習をしなかったり弾けなかったら、グーでパンチをされて壁に突き飛ばしたそうです。

50代の先生も、練習しない我が子にカンカンになって楽譜を窓から外に投げたとか。(娘さん、夜に泣きながらお庭に飛んで行った楽譜を探したそうです)

うちだけじゃなかったんだ…と、目から鱗が落ちました。私の母はピアノも弾けない人でしたが、超が付くスパルタで、娘をしごき上げました。勉強もピアノもビッチリ張り付いて監督し、毎日ど突かれて叩かれて泣かされながら練習でした。今時流行らない手法ですが、昔は普通だったのでしょうか。

ただ、親が無関心な家庭だと、指導も難しい点はあります。練習習慣は、家庭でのルーティンに組み込む様ご協力を頂きたいですね。

たくさんではなく、少しずつから毎日が大事なのです。ピアノは継続が大事です。

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