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七夕飾りと倍音

昨日は七夕でしたが、うちも竹を取ってきて生徒さんにも短冊を書いてもらいました。

家族の幸せを願うお願い、ピアノが上手になりたいというお願い、プールを楽しみにしているお願い、いちごを100個食べたいという願いまで、人それぞれでした。

こちらは短冊だけを外して、近くの神社へとお炊き上げに持って行きますね。
さて、当教室では今月23日に発表会を控えていますので、7月からレッスン室のグランドピアノの大屋根を全開にしてレッスンしています。

ここで折角なので、生徒さんへ、ある実験をしています。それは、オルゴールを使って、ピアノの響きがどう変わるか?聴いてもらいます。

ピアノは金属のフレームや木の枠、羊毛などたくさんの部品から成っていますが、グランドピアノの響板がどれだけ響きを産むのか、響板にオルゴールを置いてみます。

すると…

フラットに聴こえていたオルゴールの音が響板に置かれることによって、スピーカー効果と倍音効果が生まれ、音色が膨らみ、共鳴してぶわっと大きく膨らんだ豊かな響きを作ります。

これを聴かせると、みな一様に驚き、音が大きくなった‼︎とか、音が響く‼︎と反応しました。

音が響く、これが知って欲しかった事です。電子ピアノは家電製品ですから、電気を通さないと音が出ませんし、強弱や音色を作るのは難しいのです。しかし、ピアノはタッチを変えることによって、響きも音色も変えることが出来ます。また、家庭に置けるグランドピアノのサイズと、大きなホールに備えられているフルコンサートグランドでは規格も作りも違います。

フルコンの鍵盤は長いです。そして低音部分のサイズが長いのです。更にその楽器に相応しい音響効果のある広い会場に置いてあります。狭いレッスン室では音が壁にぶつかり、響きの全容が拾いきれませんが、大きなホールだと残響音もあり、楽器が鳴っていることを知る事が出来ます。この響きを生徒さんには聴いて貰いたいのです。

発表会の感触が、新鮮であれば良いなと思います。隅々に拡がる音、響きを聴きましょうね。

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