演奏会


今日は演奏会に行きました。

先週から風邪を引いたまま治らず、くたくたな休日で大丈夫かしらな状態でしたが、行けて良かったです。演奏会に行けるのもチャンスであり、演奏会に集まって貰えるのも縁なのだなぁと思いました。

山根真優さんは後輩にあたります。昨年はコンチェルトの伴奏ピアノをさせて頂いたり、姉さん風を吹かせてあれこれアドバイスをしたりと、私には可愛い可愛い大事な後輩ですが、この度大学院を立派な成績で修了しました。演奏会も素晴らしいものでした。ここまで準備するのも大変な事ですが、構成もゆるぎなく、演奏の構築も綿密なもので、とても良かったです。

演奏会を開くことは、演奏をする以上に重労働なのです。一年以上前から会場を取ることから始まり、プロミシングを考えて準備をしつつ、チラシを作成して大量配布して集客に力を入れ、個別に案内状を書き、プログラム作成、レッスンにつぐレッスン、普段の生活、招待客とチケットの売り上げを考えて、チケットを何枚準備するか、演奏する曲目によって著作権があるのでその協会に出向く、当日の会場手伝いのスタッフ確保、終わった後の清算、関わった人への謝礼、お礼状書き、などなど…何から何まで、始まる前から終わってからもなお、忙しくて大変なのです。演奏会が黒字になる事はあまり無く、持ち出しありの自主リサイタルになることが多いのですが、それでもリサイタル一つ開くことは、大きな財産になります。彼女の大きな一歩に、感謝と尊敬と労いを贈ります。

私も大学院卒業した秋に、(翌年だったかな⁇)室内楽で一緒に組んだヴァイオリンの先輩とチェロの同級生とピアノトリオのリサイタルを開きましたが、初めて経験することばかりで良い社会勉強になりました。ヴァイオリンの先輩が経験豊富だったのに助けられました。私は合わせの会場に自宅を使って貰ったくらい…ちまちました仕事くらしか役に立っていません。チェロの同級生の自宅に先生を招いて合宿もしました。演奏会を開いた経験は、今も大変に役立っています。

今は演奏会を開く気力がどんどん失せて行く一方ですが、自分の為にも恥をさらして磨いて行きたいです。人前で弾くことを辞めてしまったら口だけの先生ですから、それはしたくないです。一生勉強です。

学部の恩師小嶋素子先生も、4月にリサイタルを開かれます。77歳を過ぎていらっしゃる筈ですが、貴女も頑張ればいいのよ、最初からソロが怖いなら先ずは連弾からするのよ、私もそうやって復帰したわよ〜、と貴重なアドバイスを頂きました。

忙しくて今月は練習が出来ませんでしたなんて、呑気な事を言っている場合ではありませんね。時間はどんどん過ぎて行く。本番の機会は見逃さないようにしましょう。

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