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練習のイロハ②

ショパンの幻想即興曲に取り組んでいる生徒さんに、左手3拍、右手4拍の拍を取ることから始めました。

役割を分担して、私が4拍手で叩く、生徒さんが3拍を叩く、に身体が慣れて来ましたら、実際に音に出して弾いてみます。最初から無理しない、ゆっくりの速さです。ここで第二関門の到来です。はてさて、どこの音の間に入れたらいいのですか⁇

はい、ではゆっくり弾きますね。わざと左手の音を大きく弾いてみせます。この作品は2/2拍子です。左手6連符が1拍です。(版によって記譜法が違う)さて、左手は音楽の根幹を担う大事な役割を持っています。バスの旋律が、朗々と唄う大河の様に澱みなく流れるようにしないと、出口の詰まった下水道になって…どうなるでしょうか?怖いですね。

合わせるのは、右手さんです。決して左手を右手に合わせないこと。左手が歌えれば右手は自然と導かれます。

先日のレッスンでは、ここまで実践して後は次のレッスンまでに指示した事を試して貰うことにしました。

ピアノは見るだけ、聴くだけ、弾くだけ、ではなく、実際に指から始まる運動を定着、身体に記憶をさせる事も必要なのです。

反復練習も闇雲に回数だけ重ねるような愚かな事はせず、何故この動きを繰り返すのか、何の為にやっているのか、どういった音楽を作る為にやっているのか、どんな響きを求めているのか、緊張感を持ってやると見える頂きが変わります。

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