現在カワイ広島店に、浜松ピアノ国際コンクールで使用されたカワイEXが来ています。
その試弾の案内を見た時にこれは、と稲妻が走りましたが、残念ながら日程が合わないのが分かってシュンとしました。
滅多にないチャンスですが、今回は縁がありませんでした。
それでも気にはなっていて、先日カワイのお店に立ち寄った際に、何気なく、もう枠が無いですよねー⁇と尋ねてみましたが、空き枠は一件のみで、伺うのは不可能な時間でした。
それで、SKの2、3、5を試弾をさせて頂きました。
SKは恩師恩人のマダム光○先生がその楽器を所有していましたが、SKが1999年に世に出て直ぐの楽器で、私はカワイのピアノに慣れておらず、タッチも重くてなんて弾きにくいのだろうと思ったきり印象がよくありませんでした。
レッスンの度に歩み寄ってくれないピアノに格闘した記憶があります。
2012年にフルモデルチェンジしたニューバージョンの楽器には、以前の感覚と違うタッチの感触と音の立ち上がりが明確に違う気がします。クリアーでありながら、ピカピカ光過ぎない。煌きを奥深くに探しに行くような探究心を刺激される、ヨーロッパの楽器の様な、玄人好みの響きがありました。
何年か寝かせたブランデーみたいな豊潤な薫りがあり、ムムムっと唸りました。
しかし、お値段も素晴らしいものです。やはり良いものは値段相応なのです。ここは涙を飲むしかありません。
今回フルコンの試弾を逃したのは、天の優しい采配のおかげであると言い聞かせました。
安佐北区 ピアノ教室 可部 長西純子ピアノ教室
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